アメリカの経済指標は必ず押さえろ!!
外国為替取引市場で1番取引されている通貨を知っていますか?
なんと、約9割を米ドルが占めているんですよ。
その為、米ドルを発行するアメリカの状況は、FXのトレーダの中で最も重視されています。近年ではリーマンショックやアメリカ大統領選のように、アメリカの状況は大きく為替市場に反映されていますからね。
テクニカル分析で全て解るという方も、雇用統計時にポジションは持たないようにするなど最低限のファンダメンタルズ分析として使われています。
雇用統計(失業率・非農業部門雇用者数)
重要度: ☆☆☆☆☆
発表日時:毎月第1金曜日(日本時間22時30分)(サマータイム期間:21時30分)
FXの世界では最重要な経済指標 です。
発表後に為替レートは大きく動き、初心者の人が半端な知識を持って臨むと一発退場になることがあるので注意が必要です。
私は初心者の時に周りからの情報で今回はきっと下げると聞き、ショートのポジションを取りました。結果は言わなくても解りますよね。-180pという悲惨な結果が待っていました。
このようにならない為にも、雇用統計時には最低限1回は自分の目で為替変動を確認してからポジションを持つようにして下さい。
【過去の発表結果】
新規失業保険申請件数
重要度:☆☆☆☆
発表日:毎週木曜日
新規失業保険申請件数とは、失業した人達が失業保険給付を初めて申請した件数を集計したものです。この経済指標は景気の動きに敏感に反応すると言われています。なので多くのトレーダーが着目しており、景気先行指数にも採用されています。
【過去の発表結果】
ADP雇用統計
重要度:☆☆☆☆
発表日:雇用統計2日前の水曜日
民間給与計算アウトソーシング会社、ADP社が発表する雇用調査レポートです。2006年から発表が開始された新しい経済指標ですが、労働省の非農業部門雇用者数の先行指標としても注目されています。
【過去の発表結果】
FOMC政策金利
重要度:☆☆☆☆☆
発表日:年8回、約6週間ごとに1日又は2日開催(夏時間:日本時間午前3時15分、冬時間:日本時間午前4時15分)に結果を発表
FOMCとは連邦公開市場委員会のことです。この委員会はアメリカ金融政策のひとつである公開市場操作の方針を決定する委員会のことです。
日銀の金融政策決定会合に相当する金融政策の最高意思決定機関です。
【過去の発表結果】
GDP成長率
重要度:☆☆☆☆
発表日:1・4・7・10月下旬(速報値)
日本でもお馴染みのGDP成長率はもちろんアメリカでも重要な指標とされています。国内で生産された製品やサービスなどの付加価値の合計で伸び率を見る指標です。経済活動を最も広範囲に把握していて、国全体の経済状況を測る重要な注目度の高い指標としてトレーダーも注目しています。
速報値、改定値、確報値の3回の発表があります。